特別養護老人ホーム「さくらの里山科」で暮らしている犬の文福(ぶんぷく)
文福は「看取り犬」として知られており、これまでにも数々のメディアに取り上げられています。
そんな文福は現在何歳なのでしょうか?
また20名以上の入居者を看取ってきた文福ですが
死期を悟り、入居者に寄り添うのはなぜなのでしょうか?
看取り犬文福は今何歳?
推定というのも文福は元々保護犬だった為、正確な年齢は分からないのです。
文福は保健所にいた
文福は、さくらの里山科に来る前は保健所にいました。
殺処分になる寸前のところ、動物愛護団体【ちばわん】に保護されたのです。
その後、さくらの里山科の施設長・若山さんの元にやってきたのです。
文福が入居者の死期を悟り寄り添うのはなぜ?
入居者の殆どの死因は老衰です。
だんだんと時間をかけて弱っていく為水分もとれない状況が続きます。
その為、嗅覚がするどい文福は人間には分からない匂いも感じ取っているのではないかと言われています。
さくらの里山科には入居者と犬猫が一緒に生活できる専用ユニットが存在しています。
嗅覚が鋭い犬ならば、文福のような不思議な行動をとる犬は他にいてもおかしくありません。
しかし、文福だけが入居者の元に寄り添うといった行動をとるようです。
文福は元々保健所で殺処分予定の犬でした。
保健所にいた文福も、死期が近いこと、自分の番がいつくるのかを恐怖の中過ごしていたことでしょう。
死期が近い入居者に文福は「最後まで見守ってるよ」と寄り添っているのかもしれません。
文福の不思議な行動はいつから?
文福が不思議な行動をしているのに気づいたのは、文福がさくらの里山科にきてから2年後のことでした。
文福は死期が近くなった入居者のそばを片時も離れず、苦しそうな表情をした時は顔を舐めたりします。
その後まもなく入居者は天国に旅立たれます。
文福のこうした看取り行動は20名以上にも及びます。
文福自身も歳をとり、今は14歳と高齢です。
人間でいうと80歳以上にもなります。
どうか元気に過ごしていってほしいですね。